2019/11/23

そして絶望へ08


声を潜めて話している2人。

「絶対まだどっかに盗聴器あるって」

「うん、たぶんそんな気がする」

「探す?」

「いや、たぶん見つけらんないと思うし、無闇に動かない方がいいかも」

「あ~、確かに。でも、なんかビミョーじゃない?このまま待ってたら、あたしたち確実に産む機械みたいな感じになっちゃうじゃん?」

「まぁ、それはそうだけど、どうすることもできないよね」

「え?じゃあ、このまま待っちゃう感じ?あたしは絶対イヤ!」

なんか、考えがあるの?」

「そう言われるとアレだけど、なんとかしてここがどんな構造してるとか、場所がどこなのかとか調べて、とにかく脱出しよ!」

「でも、どうやって?この部屋からは出られないし、スマホは没収されちゃってるし、仮に脱出できたとしても、絶海の孤島とかだったら、結局どこにも行けないよ」