2019/11/05

そして絶望へ06


「納得しようがしまいが、これは覆しようのない事実なのだ。あきらめるんだな」

あの、いいですか?」

「構わない。続けてくれ」

「その、あたしの彼氏は、誰に?」

3人を一通り見回すユカ。

「俺だ」

薄ら笑いを浮かべながら口を開くスキンヘッド。

「先回りするようだが、ハンドルネームmasa_yo.s.h.i.99は俺が殺った」

同じように薄ら笑いを浮かべながら口を開く長髪。

「気づいたかもしれないが、この2人は優勢な遺伝子で構成された強化人間だ。髪の生え方だけ遺伝子が違うが。なお、そういう私もな」

2人と同じように薄ら笑いを浮かべる警官。


「これが実態だ。倫理がどうのなどというのは、国の生き残りがかかっているときは、所詮詭弁でしかない」

観念した様子のユカ。
到底受け入れらないという面持ちながらも二の句が告げない様子のオリエ。