2019/06/07

任務進行中09


家路に向かっているマサヨシ。
自宅エントランスに、まるで予測していたかのように待機している長髪の姿。
近くにはワゴン車も止まっていた。

「待ってたぞ。マサヨシ」

ちょうど、マサヨシが見て見ぬ振りをしてエントランスを開けようとしていたタイミングだった。

「もっと言おう。ハンドルネームmasa_yo.s.h.i.99

手を止めるマサヨシ。

……なぜ、それを?あんた、なにもんだ?」

長髪に顔を向けるが、姿が見えない。

「!?」

長髪の膝がマサヨシの胸辺りに減り込んでいる。

「答える必要はない」

目を見開いていたが、そのまま失神したように崩れ落ちるマサヨシ。

「相変わらず手荒だな」

ワゴン車の運転席から出てくるスキンヘッド。

「内臓や骨が損傷しない箇所を打ったから問題ない。そっちは終わったか?」

後部の辺りを顎でしゃくり、薄ら笑いを浮かべるスキンヘッド。

「見るか?」

「いや、いい」

薄ら笑いを浮かべ、マサヨシを車内に運び込む長髪。