2019/11/08

そして絶望へ07


「さて、そろそろいいかな?」

「最後に、1つだけいい?」

「なんだ?」

「もしかして、あなたたちはマサヨシのブログの内容とか、あたしがコメントしてたこととか、メッセのやり取りとか、全部見れてたの?」

「いかにも。付け加えるなら、我々はおまえのやり取りのみならず、国内にいる連中全ての、ありとあらゆる通信網の情報を把握することができる」

やっぱり、なんか色々タイミングが良すぎだと思った」

「とはいえ、仮にそこまでできなくとも、我々にかかれば容易いことだ。所詮情報は情報に過ぎないが、より確実な任務遂行や、無駄に外部から嗅ぎ回られるのを防ぐために効果的だったのは間違いない」


「では、我々は退散するとしよう。次に会うときは、おまえたちの相手を紹介するときだ。楽しみにしていてくれ」


スキンヘッドと長髪が部屋を後にする。

「ふ、先ほどこの部屋には盗聴器があると言ったが、あえて取り外すこととしよう」

警官は2人の前に移動し、壁に手を触れる。
小型の、カメラのような機器が出てくる。

「これはカメラ機能のある盗聴器だ。信じる信じないは勝手だが、この部屋には、ここにしか設置されていない」

機器を取り外す警官。
到底信じ難いという様子の2人。

「言うなれば、おまえたちの発言や行動など容易く想像がつく、ということだ」

不敵に薄ら笑いを浮かべて2人を一瞥し、部屋を後にする警官。

2 件のコメント:

  1. 盗聴なんてわざわざするまでもないと。
    そう思うと心理学にも長けているのかもしれませんね、彼等は。
    正にニュータイプ、新人類という感じな気もします。
    逃げる事も出来ないですが、
    いったいどうなっていくのでしょうね(´ω`)

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    1. はい、彼らは、相手の心の機微をいとも簡単に読み取れるどころか、正対した相手がどんなヤツなのかを初見で見抜けるかと

      まぁ、このタイトルですからねぇw

      とはいえ、少なくともオリエは抵抗するはずかと

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