2019/10/29

そして絶望へ04


「では本題に入ろう。結論から言うと、おまえたちは、この歯止めの効かない少子高齢化を抑えるために連れてこられた」

訝しげな表情を浮かべるオリエ。
それとなく意図を理解した様子のユカ。

「ふ、予想どおりの反応だな。なお、これはおまえたちに限ったことではなく、この施設には、すでに多数の2030代の女性たちがいる」

もしかして、2030代の女子が行方不明になり続けてるっていう事件で連れてこられた?」

「そうだ。言うまでもなく我々が主導している。なお、メディア連中は事件と呼んでいるが、実際は国が主導しているプロジェクトだ。まぁ、そんなことは連中に伝えるわけがなかろう」

……1ついいですか?」

口を開くユカ。

1つとは言わずに、聞きたいことはなんでも聞いてもらって構わないぞ」

一瞬だったが、警官に『おまえが聞きたがっていることは、おおむね見当がついているぞ』とでも言いたげな表情が浮かんだ。

関係ないかもですけど、あたしの彼氏とか、ほかの男の人たちがたくさん殺されちゃったのも、その、国が主導してるプロジェクトですか?」

「ああ、そのとおりだ。そして、関係は大いにある。無論、ハンドルネームmasa_yo.s.h.i.99についても同様だ」

2 件のコメント:

  1. 特定の組織や集団のプロジェクトではなく、
    国家主導の行動だったんですね。
    アフリカの赤ちゃん工場みたいな事をさせられるのか分からないですが、
    詳細が気になるところですね。

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    1. ああ、あれはどこかに販売とか転売とか、ですよね
      売る側はカネ目的でしょうけど、買う側の目的がいまいちよくわからないですね

      ちなみに、この小説ではどこかに売るため目的、じゃないです
      次回以降を乞うご期待でw

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