2018/03/23

Α-05


閑静な住宅街。
大きめの戸建てが並んでおり、ところどころに510世帯規模のアパートが入り混じっている。
防犯のためか、街灯も先ほどの区域より明るく、住居によっては玄関付近を通りかかると、自動的に明りが照らされるようになっていた。

2階建ての鉄筋造アパート。
エントランス付近に用意されているゴミ置場で、何かをしているアヤカ。

ちょうど通りかかるタカシ。
アヤカに気付き立ち止まる。


視線に気付いたのか、手を止めてゆっくりと振り返るアヤカ。

「何、してる?」

大きく目を見開き、慌てて逃げ出すアヤカ。
手には大きめの段ボールが握られていた。


アヤカの姿が見えなくなるまで目で追い続けるタカシ。