「ミョウジン君、最近仕事はどうよ?」
「なんか、手伝いとかいう名目で週1で早朝出勤+工場を動かす前の準備の手伝いをやることになりましたね。部署内でやる仕事も変わっちゃいました」
「元々暇な部署だったんだっけ?」
「そうすね。なので、なんで人が足りないっていうことで配属されたのかよくわからないすね」
「でもいいじゃん。暇でも忙しくても給料変わんないんでしょ?」
「まあ、そうすね。残業代も出ないですし」
「じゃあ、尚更暇な方がいいね」
「唯一面倒なのが上司すかね。いちいちオレのやってる仕事にケチつけてきやがるんで」
「へぇ~」
「別にミスってないんすよ。やり方が微妙に違ってても最終的に行き着くところは同じなのに、その微妙に違ってるところをいちいち言ってくるんで、ウザイんですよね」
「う~ん。オレもそういうのはキライだね」
「ヨコイさんだったら、そういうのがいたらどうやって対処するんすか?」
「相手にしない。疲れるだけだしね」
「…確かにそれが1番いいすね」