2018/04/28

Α-11


暗く、なってきたね

ああ。
この感じだと、今日は肉はお預けかねぇ

かもね

こういうときってどうしてた?
木の実でも食ってたとか?

うん
あたし、あの地震で足やられちゃったから、もし盗みに入ったときに見つかったら、逃げ遅れちゃうと思うし

まぁ、確かに。

ねぇ、昨日は、なんでここに来ようと思ったの?
もしかして、死のうとしてた?

いや、そこまで考えてなかった。
ただ、なんとなくって感じで、アヤカを見かけたのも偶然だった。

そうなんだ

肉にありつけてもありつけなくても、アヤカに会えても会えなくても、どっちでもよかった。
そんな感じ。

そっかぁ


ねぇ
夜になる前に、タカシん家に行きたいな

電気もガスも止まってるぜ?
水は出ると思うけど、そもそも何もねぇぞ?

うん、そんなことはどうでもいいの
行ってみたい気分なだけ

わかった。
じゃあ、行こうぜ。

立ち上がり、アヤカに手を差し出すタカシ。

大丈夫。1人で立てるから

ぎこちなく立ち上がろうとするアヤカ。

でも

差し出されている手を握るアヤカ。

いい?

頷くタカシ。
互いの視線が交錯する。

2 件のコメント:

  1. 地震で足をやってしまったんです(><)
    生きる分にも足が上手く動かないと不便ですが、
    この世界だと生きるのが更に大変になりそうです。
    今度はタカシの家に二人で行くんですね。
    どんな展開になるのか気になりますね~。

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    1. ただでさえ過酷な環境ですからねぇ(汗)

      さぁ、果たしてどうなることやらw
      予告ですが、エロチックな展開にはならない予定ですw

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