2017/12/02

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雪が降っている

自分がどこにいるかわからないほど降っている
吹雪でもなく、粉雪でもない
ただひたすらに降っている
深々と降っている

辺りは既に真っ白だった

どこまでが雪で、どこまでが空で、どこまでが大地か
全く判別できなかった

気が付くとオレの全身も真っ白だった
周りと同化しているような状態

オレは体を動かすことが出来なかった
歩くことも、膝をつくことも、足首を動かすことも

稲妻らしき光が見えた
雷鳴は雪によりかき消されていた
稲妻が見えた場所が空だということが辛うじてわかった

オレは既に稲妻に対する恐怖感はなかった
恐怖感を感じないというよりは恐怖感が麻痺していた
と言った方が適切かもしれない

雪はひたすら降り続けている

全てを覆い尽くすかのように
深々と

稲妻が出てくる回数が増えてきた
雷鳴は雪によってかき消されていた

オレは体を動かすことが出来なかった

歩くことも、膝をつくことも、前に倒れこむことも、後ろに倒れこむことも