中学は私立だったが、高校は公立だった
個人的には「私」でも「公」でも、どちらでもよかった
やることはほぼ同じ
高校は中学の延長線上に存在するもの、というかただ単に中学に毛が生えた程度のもの
「公私」の違いは授業料の違いでしかない
としか思っていなかった
もしかしたら、ほかにも違いはあったのだろうが、それがわかったところでオレの何かが変わることはない
基本的に「学校」と名の付くところは、それが何であれ好きにはなれなかった
所詮やることは受験勉強という名の暗記に偏りきった、生きていく上で何の役にも立たないものばかり
学校側は、「生きていく上で知識が全て」とでも言いたげな様子でこちらを洗脳していくだけ
無論「知識」が必要ないと言うつもりは毛頭ないが、それ以外に必要なものが軽視されていると感じざるを得なかった
そんなオレが授業料の高い「私」に行くことは、まさにカネの無駄遣い以外の何物でもない