オレにとって無意味と感じるものの1つが大学だった
大学で得たものは何もない
基本的に学ぶことと言えば、「酒・オンナ・セックス」ぐらいしかないだろう
わざわざ高い授業料を払ってまで大学で得るようなものではない
自分の将来を見据えて、それに必要な横または縦の繋がりが得られるのでなければ、行く価値はない
そう思った
オレの通っていた大学は東京世田谷区の経堂にあった
ちょうど小田急線の沿線で、当時は準特急が時間帯によっては停車することがあるという不便な状況だった
気が付くと解消されていたが…
おそらくオレと同じように考えていた人間が多かったからだろう
その大学は理系というカテゴリに属していたが、オレにとってはどうでもいいことだった
その結果食品メーカーに就職するという世間体を保つことが出来たわけだが、それに対してナンとも言えない違和感を常に感じていた
目の前に広がる世界は、自分が住んでいる世界とは違う
そんな感覚だった
まるで、現実として認識していた世界が、実は仮想現実であるかのような感覚とでも言えばいいだろうか…