2017/11/12

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ケイコとは結局、その日の前日、最初で最後の肉体関係を持った

連絡先は交換していなかった

その日、偶然帰りが一緒になったので、そのまま住んでいたアパートへ直行した

おそらく偶然ではなく、オレを待っていたのだろう

ケイコはつかなくてもいいようなウソをつくことが多かった

今回も偶然を装っていたが、その際に見せた一瞬の表情に「偶然てのはウソ。元々一緒になるように待ってた」と書かれていた

ケイコの肢体は細身だったが、程よく筋肉がついており、引き締まっていた
無論、触れ合う感触は今までのそれとは異なっていた

オレは思う存分味わった


数時間ほど激しく求め合ったのち、ケイコは自宅に戻った

四日市駅までは半ば義務的に一緒に行った

「その場限りの関係」「繋がっていたのは体のみ」

改札に消えていくケイコの後姿を見て、そう感じた

「身も心も1つになる」


これは所詮、映画やドラマだけのことなのだろう