2017/10/16

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樹海は広葉樹が主体だったため、所々木漏れ日はあったものの、日光はほぼ遮られている状態だった
月明かりがなければ、夜の訪れとともに漆黒の闇となるのは間違いなかった

そのためか一定の間隔で街灯が設置されていた
おそらく日没の時間とともに点灯するのだろう

10分程度歩いた頃だろうか
道端に、全身に切り刻まれたような傷を負った男が倒れていた

おそらく貧民街の犠牲者だろう
命からがら逃げ出してきたようだったが、すでに息はしていなかった

「う!?」


キウェインは激しい頭痛に襲われたようで、頭を抱えて蹲ってしまった