2017/09/17

003

キウェインたちが向かったラブホテルは、駅から約5分程度の場所にあった
アンティーク調の概観で、一見すると、ラブホテルと分からない造りだった

「へぇ~。こんな近くにあったんですね~」

ルミの反応は非常に分かりやすかった
そして、表裏もないようだった

キウェインは、スラムのラブホテルに来るのは久しぶりだった
これまでの「逆援助者」たちは、中流階級だったため、指定される場所が高級ホテルのスイートルームばかりだった

宿泊費は、どんなに安くても5クレジット、場合によっては10クレジット程度だったに違いない

もっとも、キウェインが宿泊費を負担することはなかったが



「ひろ~いかわいい~

選んだ部屋は、宿泊費が1.5クレジットだった

このホテルの宿泊費は、部屋によって異なっており、最低でも1クレジット、最高でも2クレジットだった
料金の差は、内装やアメニティの類によるものではなく、おそらく部屋の広さだろう

「あ、ベッドもかわいい~

ベッドに限らず、この部屋は女性受けする要素が多く含まれているようだった

壁は赤紫色で、照明器具にはシャンデリアが使われていた
また、名前はよくわからないが、高さ2mほどの観葉植物も置かれていた

「ねぇ

キウェインを見つめる、その小動物を連想させる円らな瞳には、淫らな感情が溢れているようだった

ここから先、やるべきことは1つしかないだろう



「あ……、硬い

2人は生まれたままの姿になっていた

キウェインはルミに覆い被さり、ゆっくりと、泳ぐように腰を動かしていた
ルミはキウェインの肩甲骨を掴み、膝を曲げ立てた状態で、股を開いていた

「気持ちいい?」

「あ、う、う、う、あぁん」

ルミが発していたものはもはや言葉ではなかったが、性的に満たされているのは明らかだった

キウェインは、泳ぐ速度を徐々に上げていった
ルミの喘ぎが、それに比例して甲高くなっていく


絶頂が間近に迫っているのは間違いないだろう