2017/09/03

■62

「結構気持ち良かったよ~♪」

どこからともなく真奈美の声が聞こえるような感覚があった
実際は隣にいたようだったが、俺も真奈美が逝ってしまうのとほぼ同じタイミングで絶頂に達してしまったので、放心状態になっていた

「もう汗がすごいんだよね~。さっきから全然止まんない」

真奈美は俺の手を握って、自分の体に触れさせた
確かに大量の汗をかいているのが手を通して伝わってきた

「あとさ…」

俺の手にゼリーのように柔らかく、弾力のある感触と生温かい粘性の高い液体の感触が伝わってきた

「ね?ここもすごく濡れちゃってるんだ~。わかるでしょ?」

どうやら俺は自分で思っている以上に体力を使ってしまったようだ

感覚は残っているが、話す気力と指を動かす体力は残っていなかった

「ねえ。大丈夫~? さっきからずっと黙ってるけど」

真奈美が覗き込んできた
目の焦点は合わなかったが、そこに真奈美がいるのはわかった

「ああ…。たぶんな…」

やっとの思いで絞り出したような言い方になってしまったに違いない

「ひょっとして、もう限界?」

認めたくはなかったが、そう言われても仕方がない状態だったようだ

「…かもな。…ボーっとする」

「あ、やっぱり~」

真奈美は例のようにニヤニヤしていた
ただ、今回は表情や目に優しさが感じられた

「まあ、いっぱい出しちゃってたもんね」

無論ゴムで保護はしていたが、その膜が外れたり、破れたりするのではないかと思うほどの勢いがあった

「あ。すごい膨らんでる~。よく破れなかったよね~」

真奈美はどうやら俺のものを指で突いているようだった

「お。まだ大丈夫そうじゃん。元気出てきたみたいだね~」

俺の意に反して下半身は勃起し始めていた
実際には体を動かす体力は完全に底をついていた

「よ~し。じゃあ、そんな君のためにもっとスゴイことしてあげちゃおうかな~♪」

どうやらゴムが外れたようだ
濡れているせいか、周りの空気が妙に冷たく感じた

「あ~あ。ヌルヌルじゃん」

真奈美の顔がぶつかりそうなぐらい近付いてきた
目は妖しげな光で鋭くなっていた

「何かすごくエッチな気分になってきちゃった…」

真奈美の額と俺の額がくっ付いたのを感じた

「こんな気分初めて…」

真奈美の顔が視界から消え、冷たくなっていた突起物が柔らかく温かいものに包まれるのを感じた

「もっと気持ちよくさせたげるね…」

突起物を包んでいるマシュマロのように柔らかいものが上下に動き出した
そのまま違う世界に旅立ってしまいそうな心地良さで、射精一歩手前で感じるむずむず感が込み上げて来た

俺は現状がどうなっているか全く把握出来ていなかった

真奈美は性器を握っているだけなのだろうか?
それとも硬度の上がったものを中に入れているのだろうか?
もしくは口に含んでいるのだろうか?

頭の中で様々な憶測と妄想が駆け巡っていたが、俺は無性に溜まっているものを放出したい衝動を抑えるのが困難になっていた

「我慢は良くないよ。出したかったら出しちゃおうよ…」

俺は理性で抑えているものを解放することにした
思っていた以上に大量の液体というよりは流動体に近いものが噴出した
その後がどうなるか考えても仕方がない気がした
そのとき取った行動が良かったのか悪かったのかは後にならないとわからない