2017/09/02

■61

蛍光灯の色は暗めのオレンジにしておいた
その方が部屋全体の明るさ的にも雰囲気が出る

俺の腕の中には香織ではなく真奈美がいた
真奈美は俺の腕の付け根辺りをしっかりと掴んでおり、動きに合わせて甘えたような、子猫が鳴くような喘ぎ声を出してきた
身長差があるため、真奈美の顔は見えなかったが…

真奈美は香織よりも汗をかく体質なようで、体も熱くなっていた
最も密着度が香織のときよりも高かったせいもあるかもしれないが…

求めてくる香織と違い、真奈美はどちらかと言えば受け身で流れに身を任せているような印象だった
それともこちらのセックステクニックを値踏みしているのだろうか?

真奈美の体はより汗ばんで来た
その熱気のせいか俺の体もより温まり、動きの速度や深さもさらに高まった
そして真奈美が付けている香水の匂いがより甘く、より官能的になってきた
きっとそれが俺の性的な興奮を促したことも影響しているのだろう

しかし、体位はデフォルトのまま変わることは一回もなかった
俺が上からひたすら突き続け、真奈美がそれを受け入れ続けるという形だった

そして、香織を含め今まで抱いてきた女性たちと明らかに違う点が1つあった

俺は真奈美を抱いているはずだが、なぜか真奈美から抱かれているような不思議な感覚があった
まるで、柔らかくて温かい何かに包み込まれているような感覚だ
物理的にはまずあり得ない
真奈美は肉付きのいい体ではなく、割と細身で俺よりも明らかに小柄だった
精神的な包容力の高さ、もしくは母性本能の強さから来るものだろうか?

どうやら真奈美はオルガスムスを迎えつつあるようだった
喘ぎ声のトーンが半オクターブぐらいほど上がっていたし、体も痙攣し始めていた
そして、気のせいかもしれないが、真奈美との結合部分が広くなったもしくは緩くなったような感覚もあった