2017/06/11

omen

日々自殺者が埋葬されているいつもの場所を歩いているヨシキ。
ちょうど家路に向かっているところだった。

時刻は15時。
珍しく業務量が少なく、会社は残り時間分の賃金を受け取らないことを条件とした帰宅希望者を募ることになり、ヨシキも希望を出し、それが通ったのだった。



体の大半が白骨化した、顔立ちがヨシキやサヤとよく似た人物。

薄闇に浮かぶ、一糸纏わぬ仰向け状態のサヤ。
微動だにせず、目は固く閉じられている。



リュウスケがヨシキを一瞥する。
眼中にない様子で通り過ぎるヨシキ。