2017/11/28

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雨が降ってきた

青かった
濃く、そして深い青だった

宙を見上げた
降ってくる雨と全く同じ色

雨足は強かった
地上には瞬く間に水溜りが出来た
降ってくる雨と全く同じ色

オレの体だけなぜか紫になっていた

降ってくる雨に当たるたび、その箇所が紫色に滲む
まるで絵の具の青と赤を混ぜ合わせたかのような
視界に入る世界は何もかもが真っ青


気のせいか?

背後から何かに胸の辺りを貫かれる感触があった

視界に入る真っ青な世界に黒い斑点が出来始める
体がグラつくのを感じた
視界に入る世界が突如真っ暗になった
耳に入っていた雨音が聞こえなくなった
体に当たっていた雨の感触もなくなった
全ての音が聞こえなくなった


あるのは、無の世界に沈み込んでいくという感触だけだった

2 件のコメント:

  1. あー、これは刺されて死ぬ間際という感じですね(><)
    実際の死の瞬間も徐々に迫ってくるなんて聞きますし、
    実際に死んでしまう時も、
    スローモーションのようになってしまうのかもしれませんね~。

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    1. かもしくは、銃で撃たれて死ぬ間際ですかねw

      ちなみに、自分は実際本当に死にかけた人の話を聞いたことがありますが、その人は、生と死の狭間にいるとき、黄金の麦畑を見たそうです

      仲間の必死の呼びかけがあったから意識を取り戻したそうですが、それがなかったら、死神の甘いささやきに乗ってたって言ってました(汗)

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