2017/10/05

021

「どうした?トリプルゼロ。今のおまえからは殺気が感じられないが?」

木陰から音も無くトリプルワンが現れた

「どうせ死ぬよ。あんな小さいガキは。独りで、スラムで、生きてけるわけがない

「だから逃がしていいってか?そんなの通らんぜ」

何が言いたい?」

「言葉通りさ」

キウェイン目がけて、2本の短刀が時間差で、目に留まらぬ速さで飛んできた

「アンタ。オレをどうする気だ?」

キウェインは、飛んできた短刀を事も無げに掴んだが、そうしないと間違いなく急所に刺さっていただろう

短刀を飛ばしたのはトリプルワンだろうか
短刀を投げる動作どころか、短刀を取り出す動作さえなかったのだ

「言い忘れてたが」

「!?」

キウェインは咄嗟に身をかわした
乾いた音とともに短刀が木に刺さった

「フッ、やるな。だが、さすがに3本目はおまえにも想定外だったようだな」


キウェインの右肩には裂傷が出来ているようで、指先から血が滴り落ちていた

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