2017/08/19

■47

小松は外を眺めながら落ち着かない様子でタバコを吸っていた
携帯電話が鳴る
1コールで電話に出る

「もしもし」

『電話したぁ~?』

真奈美の舌足らずな声が聞こえてきた

「ああ。例のメールの件で話がある」

『あぁ~あれね。疑ってんの?』

「まあな」

『とりあえず~。信じる信じないは勝手だけど、あの写メは合成とかしてないからね。それに~。ケータイでそういうことってやるの難しいと思うし』

「そうか…」

『ほかに何かある~?』

「…そうだな。…いや、特には」

『ふ~ん…。今何か考えてなかった~?』

「まあな。俺は常に色々考えてるからな」

『あっそ。ちなみにあたしは条件次第では協力してあげてもいいよ~?』

「いや、間に合ってる」

『言うと思った。じゃあ、金ズル増やし頑張ってね~』

「お前みたいな目先の快楽しか見てないやりマンに言われたくねぇんだよ…」

『何その言い方~。君だって人こと言えないでしょ~?』

「俺はこのビジネスで飯食ってるし、家族も養ってる。お前は両方とも出来てないだろ?」

『…』

「ホントのこと言われて何も言えないか?まあ、ルックスだけで生きていけると思わない方がいいぜ?」

電話の切れる音
鼻で笑う小松

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