2017/05/10

Melting II

ヨシキの帰りを待っているサヤ。
衣類は何も身につけていない状態だった。

ドアの開く音。

あれ?今日は「ただいま」が聞こえてこないな…
ま、いっか。

微笑を浮かべ、全身で喜びを表しながら玄関に向かって行くサヤ。



防毒マスクを片手に、放心したように突っ立っているヨシキ。
レインコートからは水滴がとめどなく滴り落ちていた。

ヨシキ?

ヨシキがサヤを認識するまでに数分程度かかった。

「サヤ…」

防毒マスクが落ちる。

ヨシキ……
…とりあえずレインコート脱ごうよ。



口で愛撫する音。
サヤの苦しさと快感が入り混じった表情。

ヨシキの頭は秘部に、両手は胸の膨らみを潰しては成形するを繰り返している。
その両手を優しく握りしめるサヤ。



激しく、何度も上下を入れ替え、体位を変え、全身を分泌物で濡らしながらお互いを感じ、味わう。



全てが終わったのか、溶け合うように1つになる2人。

4 件のコメント:

  1. あの光景をみたら、
    いくら仕事であってもヨシキも放心してしまいますよね……。
    割り切ってしまえれば楽かもしれませんが、
    そこまで人の死に鈍感にはなれないのかもしれませんね(><)

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    1. ですよねぇw

      まさに、これから白骨化していくだろう、っていう過程ですからねぇw

      多分、リュウスケの方が割り切れてるんでしょうね

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  2. しっかし、この世界は面白いですね。
    ヤル事だけやって飽きたら自殺する?たまに副産物の子供も生まれるが子育ては放棄される。
    人口はどんどん減少するばかり…誰もいなくなった世界で、ただ仕事を失った人工知能だけが動いてる。
    何の為に?…いゃ、或いは人も何の為に生きてるか追求しない方がいい様な気がします(笑)

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    1. 多分理由なんてないんでしょうね、きっと
      もっと言うと意味もないんでしょうね、きっと

      このまま環境が悪化し続けて金星みたいになったとしたら、人工知能も壊れるでしょうし

      なんだかある意味哲学的なんですかね、この小説って

      仮に子供や女性という存在を神の化身としたら、彼らの存在は否定されるわけですし

      「神はいない、むしろ俺が殺した」

      お前はニーチェか?っていうw

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