2017/02/16

Time of force of habit

時刻はちょうど17時。

「あと1時間で解放される」

事務所内の全員が、そのように思う空気感が一斉に出てくる時間帯でもあった。

ヨシキは4年制の大学を卒業後、22歳で入社し5年目だった。
大学は偏差値ランキングトップ3の一角で、会社も、誰しもが名前を知っているような大手だった。

サヤは4歳年下で、同じ大学だった。
恋人関係はそのときに始まった。

入社先はお互いに違っていたが、誰しもが名前を知っているような大手ではあった。

ヨシキは、立場上は新卒総合職だったが、実際の業務は雑用ばかりで、1年目のときと給料はほとんど変わらなかった。
主な業務は非正規雇用の人間たちが行っており、受け取っている給料も彼らの方が高いようだった。

また、彼らは定時になった瞬間すぐに帰ってしまうが、ヨシキは残務処理をする関係で、1時間は残業するのが常だった。

4 件のコメント:

  1. わはは…地球が異常気象でガタガタになっても、格差システムは一向に変りませんね。
    いっその事「ポールシフト」でも起きて、南極が北極になったら上下の立場が逆転するかも…です。
    最も、その時は重力バランスが崩れて会社自体が宇宙空間に放り出されますから、何もかも無くなりますが。
    そう、地上には虫一匹いなくなります(笑)

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    1. ええ
      極論を言うと、この世は格差と差別で満ちている

      って思ってます

      むしろ、ガタガタになったから、余計に人間たちに精神的・肉体的に余裕がなくなって、格差が助長されるんじゃないかと

      しかし、ヨシキは結構切実ですよね
      2人でなんとかなってたのを1人でなんとかしないといけないので

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  2. ヨシキの方は総合職で就職できたものの、
    待遇自体はあまりいいという訳ではないみたいですね~。
    そろそろ上のステップに上がれてもいい気がしますが、
    なかなか難しそうですね(><)

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    1. ええ
      特に非正規系の連中がいるとなおさらかと

      同じ土俵に立てば、いくら非正規とは言え、長くやってる人間には勝てないですからね

      新卒総合職っていうのは、ある意味名誉欲を満たすだけのものでしかない、って思う今日この頃

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