2017/02/19

Time of force of habit II

寝転がってスマートフォンを眺めているリュウスケ。
テレビ番組のようだった。

部屋は、引き払ったあと並みに何もなく、壁に掛けられた時計はちょうど5時になっている。

室温は32〜33℃の間を行ったり来たりしていた。
帰宅後約2時間程度のため、冷房を入れてもすぐに室温が下がることはない。

リュウスケはヨシキと同級生で、同じ公立高校に通っていた。
クラスは違ったが、お互い成績は良く、直接の関わりはなかったものの、それとなく認識をしていた。

その地区で最も偏差値の高い高校だったため、学校からは大いに期待されていたが、突然人生の歯車が狂い出した。

両親が離婚をし、母子家庭の身となり、日々の生活がやっとという状況になったため、リュウスケも家計を支えざるを得なくなった。

その結果、学校を中退することになった。

学校は母親やリュウスケを何度も説得したが、母親は、そんな余裕はないとの主張を繰り返すばかりで、リュウスケ自身も諦めていた。

「…」

スマートフォンから笑い声が聞こえてくるが、リュウスケは無反応だった。
その瞳は空虚で、白目と黒目の割合がほぼ同じだった。

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