2017/02/23

Monologue III

はあ…、5時か…

う〜ん、汗が全然引かないなぁ。蒸すし…



まだ32℃かぁ…
早くもっと涼しくなんないかな。



あ、でも私が汗いっぱいかいてる方が、ヨシキ気持ち良さそうだし、いっか。
それに肌がツルツルになる入浴剤でお風呂入ったし。

フフ…

2017/02/19

Time of force of habit II

寝転がってスマートフォンを眺めているリュウスケ。
テレビ番組のようだった。

部屋は、引き払ったあと並みに何もなく、壁に掛けられた時計はちょうど5時になっている。

室温は32〜33℃の間を行ったり来たりしていた。
帰宅後約2時間程度のため、冷房を入れてもすぐに室温が下がることはない。

リュウスケはヨシキと同級生で、同じ公立高校に通っていた。
クラスは違ったが、お互い成績は良く、直接の関わりはなかったものの、それとなく認識をしていた。

その地区で最も偏差値の高い高校だったため、学校からは大いに期待されていたが、突然人生の歯車が狂い出した。

両親が離婚をし、母子家庭の身となり、日々の生活がやっとという状況になったため、リュウスケも家計を支えざるを得なくなった。

その結果、学校を中退することになった。

学校は母親やリュウスケを何度も説得したが、母親は、そんな余裕はないとの主張を繰り返すばかりで、リュウスケ自身も諦めていた。

「…」

スマートフォンから笑い声が聞こえてくるが、リュウスケは無反応だった。
その瞳は空虚で、白目と黒目の割合がほぼ同じだった。

2017/02/16

Time of force of habit

時刻はちょうど17時。

「あと1時間で解放される」

事務所内の全員が、そのように思う空気感が一斉に出てくる時間帯でもあった。

ヨシキは4年制の大学を卒業後、22歳で入社し5年目だった。
大学は偏差値ランキングトップ3の一角で、会社も、誰しもが名前を知っているような大手だった。

サヤは4歳年下で、同じ大学だった。
恋人関係はそのときに始まった。

入社先はお互いに違っていたが、誰しもが名前を知っているような大手ではあった。

ヨシキは、立場上は新卒総合職だったが、実際の業務は雑用ばかりで、1年目のときと給料はほとんど変わらなかった。
主な業務は非正規雇用の人間たちが行っており、受け取っている給料も彼らの方が高いようだった。

また、彼らは定時になった瞬間すぐに帰ってしまうが、ヨシキは残務処理をする関係で、1時間は残業するのが常だった。

2017/02/04

Time of obligation II

全身隈無くシャワーを浴びているサヤ。
細身ながら出るところは出ている曲線美。



湯船に浸かっている髪を結んだサヤ。
お湯は、薬用効果のある入浴剤が入っているせいかクリーム色をしていた。

「…」

サヤの瞳は白目よりも黒目の方が多く、黒い宝石のようだった。
考え事をしているのか、空虚な眼差しだった。

2017/02/03

To the road home

時刻は15時半。
業務の報告や引き継ぎなどを終えて、家路に向かっているリュウスケ。

自宅と川は徒歩15分圏内で、同僚たちもそれなりに近い場所に住んでいると思われたが、お互いに面識はなく、興味・関心もなかったため、実際のところはよくわからなかった。

リュウスケが住んでいるアパートは鉄筋造りの2階建だった。
10世帯だったが、実際に住んでいるのはリュウスケ含め、数人程度と思われた。

部屋は2階で、通りから見える場所にあり、空気清浄機と酸素が絶え間なく送り込まれるようになっていたが、家賃は月収の半分程度を占めていた。

2017/02/02

Monologue II

はあ…、はあ…、はあ……

ちょっと、無理しちゃったかな…



汗も、いっぱいかいちゃったし…





…まだ、部屋は35℃なんだ…

ずっと、クーラー入れてるのに…







ヨシキが帰ってくるまでに、30℃ぐらいになる、かな…









……はあ、よし、そろそろシャワーにしよ…