2017/01/19

Submerged in extreme heat

気温は35℃だった。
日によっては40℃を超えることも珍しくなく、ごく稀に30℃を下回ることがあるような状況だった。

世界規模でエネルギー源として燃やされ続けてきた化石燃料から発生する粒子状物質が、太陽の熱を吸収することでもたらす温室効果だった。

時刻はちょうど10時になった。
行き交う人の流れが疎らになり始める頃でもあった。

サヤがやってくる。
防毒マスクをつけ、肌の露出は皆無で、白とピンクが基調の、全身にヒラヒラした装飾がふんだんに使われた装いだった。

その姿を一瞥するリュウスケ。
ほぼ同じタイミングでサヤも視線を向ける。



スマートフォンに視線を移すリュウスケ。
サヤも視線を外し、そのまま通り過ぎていくが、ちょうど2時間ほど前にロボットがいた場所で立ち止まる。

それとなく様子を観察しているリュウスケ。

しばし立ち止まっていたが、そのまま歩き去っていくサヤ。

リュウスケは、その姿が見えなくなってから、スマートフォンに視線を移す。

4 件のコメント:

  1. 人間の生産活動によって地球温暖化が極限にまで達し、有毒ガスが大気中に充満した近未来世界かな?
    街は年中霧の様な濃いガスに覆われ、車は昼間からヘッドライトを付けて走る…なんていい光景ですね~♪
    「東京には空がない(千恵子抄)」と千恵子は言った…ある意味ロマンチックな詩が書けるかも(笑)

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    1. ええ、その通りです
      前回の氷河期みたいな世界とは対照的ですね

      まぁ、霧とは言っても、黒煙に等しいですからね(汗)

      防毒マスク外した時点で、ほぼ死が確定するっていうあいかわらずの極端な世界です(汗)

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  2. かなり気温も高い世界の様で、
    これだけ暑いと生活にも支障が出ますね(><)
    それにしても、ヒラヒラした装飾を施した装いとは、
    なかなかオシャレにも気を使っている人もいるんですね~。

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    1. ええ、すごく出ると思います
      そして、有毒ガスのドームで覆われてるっていうのもかなりね(汗)

      サヤがなぜこんな気候外れの格好をしてるか?
      実はオシャレ以外の理由だったりします

      その理由は、それなりに重めだったりします(汗)

      まぁ、その辺はいつものようにじわじわと書いていこうかなとw

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