2017/01/26

River abandoning the dead bodies II

サヤは散歩をするように、川の周りを歩いていた。
時々立ち止まったり、手すりに近づいて眼下の様子を見ていた。

緩やかな流れの中に、時折ロボットに投げ落とされたと思われる亡骸が見えた。

サヤはこの重度に進んだ大気汚染の犠牲者だった。
元々強くなかった呼吸器系と循環器系の機能は著しく低下し、かろうじて歩くことはできたものの、数時間程度が限界だった。

また、声帯は機能不全になってしまった。

気候に合わない服装をしているのは、皮膚呼吸で有害物質が体内に入るのを可能な限り遮断するのが目的だった。

サヤはヨシキと暮らしており、室内は空気清浄機と酸素が絶え間なく送り込まれるようになっていたが、その分家賃が上がってしまった。

元々2人は共働きで、その結果家賃を払うことができていたため、働き手を1つ失ったことで、経済的にも精神的にもヨシキへの負担が増えていた。

立ち止まるサヤ。
ロボットが亡骸になったと思われる人間を担ぎ、そのまま川へ投げ落とす。

「…」

4 件のコメント:

  1. まもなく世界の主要都市では、そんな光景が見られる事になるでしょう♪
    隅田川には環境汚染で死んだ人間の死体が流れ、悪臭プンプン…ウォーターフロントは白骨で埋まる。
    小池都知事は完全密閉された無菌室で執務を行い、豊洲市場があぁだこうだと言っている。
    おいっ!おばさん。ベンゼンどころの騒ぎじゃないだろう…都民は酸欠した魚みたいに口をパクパクしながら死んでるよ。
    特別扱いされる偉いさんには、世の中の実態は分からない(笑)

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    1. ええ、そう思います
      関東だったら、隅田川以外では多摩川あたりもこういう光景が多く見られるでしょうねw

      イギリスならテムズ川ですし、ドイツならライン川でしょうし
      ドナウ川あたりだと氷漬けになった狐じゃなくて、人間の死体が多く発見されたりするんでしょうねw

      まぁ、小池都知事が都知事じゃなくなってるカモですねw

      いずれにしても、完全防護の特別区なるものができる可能性は大いにあるでしょうね
      そこに入れる資格のある者は、年収1000万以上とかw

      そうなると、極論を言うと、生きる資格のある連中は、全体の10〜20%ぐらいになっちゃうでしょうね

      それが、自分が生きてる間に起こりそうな氣がするのが怖い(汗)

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  2. なるほど、ああいう格好をしていたのは、
    大気汚染から身を守る為だったんですね。
    皮膚呼吸でもアウトとなると、
    格好の方も気を付けないと死に直結しますもんね(><)
    汚染された世界で活きるのは本人も大変ですね。

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    1. 今回は、サヤの服装もですが、これまで以上に後々明らかになる、っていう展開が多くなると思いますw

      なので、意味のないことはあまり出てこないかも、ですねw

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