2016/12/29

Time of obligation

薄闇に覆われた空間。
荒い息遣いが反響している。

白く浮かび上がっているヨシキの後ろ姿。
背中には力の限り掴んでいる手、足には程よい肉付きをした足が絡みついている。

サヤだった。
ヨシキは身長が165cmほどだが、サヤの全身はその後ろ姿に、完全に覆い隠されていた。

中肉中背の体が前後・上下に激しく動いている。
荒い息遣いに低めの唸り声が加わり、背中に大粒の汗が浮かんでいく。

サヤの指はその背中に食い込み、足も解くことができないほど絡みついていく。
いずれも小刻みに震えていた。



反響し続ける荒い息遣いと低めの唸り声。
しかし、本来なら上がるはずの高めの喘ぎ声が、全く上がってこなかった。