2016/12/27

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対岸が見えないほどの大きな滝だった
滝壺に落ちる水量も膨大で、落差は100mほどだったため、落下速度が早く、轟音とともにおびただしい水煙が立ち上っていた

これまで昼夜問わずセルリアンブルーだった水が、ターコイスブルーに変わっていた
雲に覆われているときも色が変わらないことから、光の反射によるものではないようだった

滝の裏には洞窟があった

太陽光の届かない、暗闇、ひんやりとした空気に覆われた場所ではなく、ターコイスブルー一色だった
所々から、上を流れる川からのものと思われる水が漏れていた
湧き水のように壁面を伝うばかりでなく、小さな滝のように落ちてもきており、川のような場所もあった

洞窟の最深部は、滝が流れておらず、開けており、湖のような、ターコイスブルー一色の水たまりがある静謐な空間だった



リオとアッシェンは、ターコイスブルーの水中で抱き合っていた
何も身につけておらず、手首には切り傷ができていた
既に体中の血液が全て流れ出たのか、傷口からは何も出ておらず、全身は蒼白だった



----完----