2016/12/10

●4

カナミは水溜りのような場所に、仰向けに寝転がっていた
ダークグレー一色の、物音1つしない、空気の流れも感じられない空間だった

「…」

カナミは焦点が合っていなかった
ただひたすら、この無機質な空間を眺めているかのようだった



ゆっくりと、カナミの体に接している水の量が増えていった