2016/11/22

●4

カナミは、ひたすら同じ景観が続く森の中を歩いていた
木漏れ日は夕焼けによって赤く染まっていた
無機質な木々が血に飢えた獣のようだった

!?

突然、木の枝が恐ろしい速さで伸びてきて、カナミの胸を貫いた
貫かれた胸からは、湧き水のように赤い液体が、止まることなく流れ続けていた



木は、串刺しにしたカナミをそのまま高く持ち上げだした


太陽は既に10分の9ほど沈んでいた

カナミの体からは赤い液体が滴り続けていた
常人ならば間違いなく死に至っているだろう



カナミはついに、力尽きるように意識を失った