2016/11/02

▼07

カナミは、黒い水源に飛び込んだ

最初から黒しか存在していないかのような空間
これが半永久的に続くかと思われた

しかしながら、そこはどこかの神殿のような場所だった
それは、カナミが見た精神世界と酷似していた
相違点は、白い線と黒い面で構成されている、ということだった

ミナが佇んでいた
カナミを待ち構えていたかのようだった

「来ると思っていたよ」

「あなたは、コピーだよね?」

「そうだよ。だって、前話したように、ミナはもう死んでるんだから。それはそうと、何しにきたの?」

「さぁ、何だろうね。わたしも、またここに来るとは思ってなかったし」

「ふ~ん。まぁ、いいや。てかキミしぶといよねぇ。表のセカイで完全に肉体を消去したのにね」

「それはどっちだか。表のセカイで変な生首になって、こっちではミナのコピーになってるようなヤツに言われたくないし」

「ハハハ…。どうやらキミは、こっちのセカイでも消去しないとダメみたいだね」

「…死ぬのは仕方がない。でも、殺されるのはイヤ。それが、変な生首だったら尚更…」

避けては通れない戦いが始まろうとしていた