2016/11/01

▼06

そろそろ、かな?

カナミは少しずつ目を開けていった
そこは、白い線と黒い面で構成されたセカイだった

裏のセカイ…

そこは、巨大な生首が現れた水源のようだった
水源は広大なため、対岸がどのようになっているか、見ることは出来なかった

今回も、深遠な青に飲み込まれたように、この黒い面に飲み込まれるのだろうか?

…どっかに通じてる?

黒い面に入ったカナミの手が、そのまま黒と同化する
そこには黒しか存在していないかのようだった

カナミは手を元に戻した
黒くなっていた手も元に戻る

後戻りできないって?
だって、もう戻りようがないよね…

選択肢が1つしかないときは、覚悟という名の、開き直りに近い感情が生まれやすい
この状況が、まさにそれだろう