2016/10/30

▼04

「フッ。だとしたら、私は最悪でもあり最低でもある、ということだな」

「わたしはあなたがわからない…。自分の欲望のために、多くの命を実験台にし、弄んできた…。これがどういうことかわかってるの!?」

「残念ながらわからないな。欲望とは最も純粋なものだ。形は違えど誰にでもある。もちろんキミにもな。それを否定するということかね?」

「この、人でなし!!!!!」

「フハハハハハ。そうとも、私は強大な力を手にした。もはや人間などではない。だが、それを言うなら、キミも同じだ」

「違う!!違う!!!違う!!!!わたしは…、わたしは…」

生首の両目が光った
あまりにも眩しい光だった

「前にも言ったと思うが、キミの用は、すでに済んでいるのだ。ご苦労さん」

カナミの姿は跡形もなく消えていた