2016/10/28

▼02

灼熱の太陽が沈み、月の出番がやってきた
立ち昇っていた陽炎は瞬く間に消えた
40℃近くあった気温は、20℃程度になっているに違いない

この砂漠は見渡す限り、植物が生息していない
また、空は雲1つない快晴状態だった
このため、発生した熱を保温しておくことができず、急激に気温が下がるのだろう

カナミは、この急激な日較差を何とも思っていないようだった
何かに取り付かれたような足取りも、太陽が昇っていたときとほぼ変化なしのようだ

もうすぐ…
もうすぐで、あるはず…

その表情のない瞳には、何が映っているのだろうか?