2016/08/27

■30

クラウドコンピューティングの技術を利用して創られた、ソーシャルネットワーキングサイト「イリュージュ」

仮想現実のシステムが組み込まれており、全世界で約10億人が会員登録するほどのサイトだったが、突如閉鎖となった

意識失踪していた利用者たちは、皆意識を取り戻した

なお利用者たちには、会員登録していたメールアドレス宛に、イリュージュが閉鎖となる旨が記載された、簡素な内容のメールが送信されたのみだった

無論、具体的な理由はどこにも明記されていなかった

確実なことは、利用者全員は2度とイリュージュにログインできない状態になった、ということだ



---完---

■29

「ほぉ…まさかこんな形で、あのイリュージュの管理人と鉢合わせするとはな」

「…確かにオレはイリュージュを管理しているけど?」

「しかしよくできているな。趣味、というにはあまりにもよくできすぎている…」

「アンタ、何しに来たんだ?このサイバー空間を自由に出入りできるのは、オレだけのはずなんだが?」

「それに答える必要はなかろう。なぜなら、キミは私が何者か知っているはずだからな」

「いや、知らないな。生憎オレの知り合いには、まるで正規のアクセスであるかのように、不正アクセスしてくるヤツは誰1人としていないもんでね」

「フハハハハ!面白い!やはり伊達ではないということか。自らの頭脳や感覚、感性をネットワーク上で機能させ、不要となった肉体はその機能を停止させる。常人ではそこまでできる者などいるまい」

「…よくご存じで」

「当たり前だ。私は世界警察を自負する諜報機関の者だからな」

「で?そんなご大層なお方がオレに何の用だ?正規のアクセスを装って、わざわざオレのサイバー空間に侵入してくるんだから、単なる酔狂ってわけじゃないよな?」

「…」

「う!?」

「ここがセキュリティの高い空間だということは百も承知だ。だが、それはあくまで既知のウイルスや不正アクセスの類に対するものだろう?」

「あ、が…が……が…………」

「人間の世界で例えると、神経ガスのような作用をもたらすものを、ネットワークの至る所に仕掛けておいた。この空間はキミ自身でもあるのだろう?おっと、もう言葉を発することすらできないのだったな」

「…」

「どんな世界でも、超えてはいけない一線というものがあるのだよ。キミはそれを大幅に、しかも意図的に超えた。悪く思わないでくれたまえ。それに対しての然るべき措置、というわけだ」

「…」

「ククク…」

■28

これからのIT業界は、間違いなくクラウドコンピューティングが主流になるだろう
まあ、ユビキタス(Ubiquitous)ってことだね

このユビキタスって、語源は「遍在する」という意味のラテン語「ubique」なんだよね

IT業界でこの言葉が出てきたら、「ユビキタスネットワーク (ubiquitous network)」か「ユビキタスコンピューティング(ubiquitous computing)」を指すけれど、巷で出回っている情報は、それぞれの違いを把握した上で発信されているものではないことが多いね

それぞれの概念はこんな感じかな

■ユビキタスネットワーク (ubiquitous network)
いつでも・どこでも・だれでも・何でも、ネットワークにつながる

■ユビキタスコンピューティング(ubiquitous computing)
あらゆるモノにコンピュータが組み込まれ、コンピュータ同士が協調動作するという事に力点が置かれることにより、人間はコンピュータの存在を意識することなく、高い利便性を得ることが出来る

「何でも、ネットワークにつながる」

これって、有形無形問わずとも解釈できるよね
具現化できない、感覚や感性なんかもネットワークにつなげることができるってね

だから、オレは肉体の機能を停止させることにしたのさ
ネットワークというかサイバー空間で、頭脳や感覚、感性が機能しさえすればいいのだから

まあ、あのブラック会社にとってもいい見せしめになるだろうね

過剰労働によってオレが死んだ
っていうことにしてあるから

■27

いやぁ~、どの国も裏側はえげつないねぇ~
でも、面白いねぇ~

しかし、やっぱりあの国とあの国が同盟国っていうのは建て前だったんだね
これじゃ、植民地も同然だよ

まぁ、しょうがないか
昔戦争やって負けてるからね

そして、2度と立ち上がれないように棘の冠と十字架を背負わせた
それがあの憲法ってわけか

個人的には、あの国に2つある諜報機関の裏側が非常に気になるな

真相が謎に包まれた数々の事件
その裏側が記されたデータがね

■26

この会社はブラックなのだろうか?

サーバーの構築から保守まで、全て請け負います
というのは、外面的に間違いなくいいのはわかる

しかし、納期がタイトすぎるのは閉口せざるをえない
DBの規模を考慮せずに、一律1ヶ月以内に構築する、というのは明らかに無理がある

依頼主からしたら、納期を早く設定できる方を選ぶというのはわからないでもないが

そのプログラムを組むのはプログラマーだが、化物でもない限り、日々残業せずに業務を終えられることがない
納期間近になると、徹夜をすることもしばしばだという

SEはSEで、構築されたサーバーの保守をやるときはたいてい深夜だ
多くのユーザーが利用する時間帯にやると、どうなるかは火を見るより明らかだ

利用者の多くは、こちらの事情など知ったことではないのだから

ひどいときは、1ヶ月近く保守の案件を対応したこともあった
休日返上になることなど日常茶飯事だ

一説によると、時間外労働と休日労働の場合は割増賃金となるはずだ
就業時間は、9時から18時と設定されているのだから

しかし、給料明細にはその類の記載がどこにもない
支給額を見ても、割増は全くされていないようだった

しかも、残業代は月54時間を超えないと支払われないとなっている
つまり、2時間程度の残業はサービス残業も同然ということだ

このような状況なので、残業が1日2時間で済まないことも多い
それが明らかになると、2時間経過したあたりで無理矢理タイムカードを切らされたこともあった

この会社はブラックなのだろうか?

■25

※覚書

・シスコ(Cisco)
1984年に設立されたアメリカの通信機器メーカーの1つ
インターネットや企業内ネットワークで利用される、ルータやスイッチなどの通信装置で世界最大手の1つに数えられる
同社製品を扱う技術者の知識や技能を認定する資格試験も行っており、通信技術者の間では広く知られている

・イントラネット(intranet)
TCP/IPなどのインターネット標準の技術を用いて構築された企業内ネットワークのこと
Webブラウザやメールソフトなど、インターネットで使い慣れたアプリケーションソフトをそのまま流用することができ、インターネットとの操作性の統合や、インターネットと連携したシステムの構築などが容易に行うことができる
イントラネットでは、メールやスケジュール管理などの基本的なものから、業務用データベースシステムと連動したWebアプリケーションなど複雑なものまで、様々な種類のサービスが目的に応じて導入される

・JSP(JavaServer Pages)
Java言語を利用してWebサーバで動的にWebページを生成し、クライアントに送信する技術
通常のHTML形式になるため、Webブラウザに特殊な機能を組みこむことなくWebアプリケーションを構築できる

・ASP(Active Server Pages)
動的にWebページを生成するWebサーバの拡張機能の1つ
Microsoft社のWebサーバであるIISで利用でき、ブラウザからデータを受け取ってファイルに記録したり、データベースと連携した動的なWebページを作成したりすることができる

・VPN (Virtual Private Network)
公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用できるサービス
主に企業内ネットワークの拠点間接続などに使われる
古くは電話回線(音声通話サービス)で提供されていたもので、全国に拠点を持つ大企業の内線電話などを公衆網を中継して接続するサービスだった
最近では企業内LANを通信キャリアの持つバックボーンネットワークを通じて相互に接続するサービスを指す

■24

情報技術(information technology)の進歩・発展は、人間たちに大きな恩恵と可能性を齎すと同時に、格差の増大も齎した

これは当然といえば当然だ

今まで1人ではできなかったことが、1人でできるようになる
特定の業者を通さないとできなかったことも、1人でできるようになる

人間の能力は、色々な意味で元々不平等だ

この恩恵や可能性を享受、または有効活用できる者もいれば

そうでない者もいる

論外なのは、そういったことすら認識していない者

幸か不幸か、あらゆるものの進歩・発展を、享受または有効活用できる者は、いつだってごく一部だ

そう、選ばれし者、ということだ

■23

■アサインされた案件一覧
※アサイン(assign)とは、割り当てる・指名する・配属する・あてがう・帰する・代入するなどの意味だ
 ITの分野では、ある特定の資源や機能・処理・役割などを、記号や番号・操作などに対応付けることを意味する場合が多い
 今回は、割り当てという意味だが、それならばわざわざ英語でなくてもいいと思うのだが…

▼サーバー構築、保守など
・Ciscoルーター利用
 企業内ネットワークの構築
 既存ネットワークの追加・増強
 JSPやASP(Active Server Pages)を利用
 DB規模大きめ
 イントラネット

・VPNの導入
 支点間の内線電話システム、データ通信
 DB規模中規模
 イントラネット

・0からサーバー構築
 DB規模小~中規模
 拠点の増設に伴うもの
 WindowsかLinuxか
 取り扱っているデータ等のヒアリング要

※保守は実際に構築してからの話
 ユーザーが実際に利用する時間帯を避けるとなると、おのずと時間帯が決まってくる
 あまり考えたくない…

■22

好きな色と似合う色が合っていないヤツは、なぜか思いのほか多い
幸い、オレは好きな色と似合う色が一致していた

色が似合っていないヤツは、パーソナルカラーを知らずに、ただメディアから垂れ流される情報を鵜呑みにしているのだろう

肌の色や瞳の色は1人1人違うものだ
つまり、人それぞれ似合う色がある、ということになる

ファッションのコーディネートは形や素材も大切だが、最初に目に付くのは色だ
特に顔回りの色によって、顔色が良く見えたり、不健康そうで頼りなさそうにも見えたりする

第一印象を決めるのは色、これは言いすぎではないだろう

オレのパーソナルカラーは冬だ
青みのあるハッキリした色、もしくはコントラストの強い色の組み合わせが似合うタイプだ

一例としては、ピュアホワイト・トゥルーグレー・ネイビーブルー・トゥルーレッド・マゼンタ・パイングリーン・ロイヤルブルー・ロイヤルパープル

逆に合わない色は、淡い色・濁った色・黄みの強い色だ
無論、これらの色は避けてきたので、全く問題はなかったが

■21

ハンドルネーム(handle name)とは、インターネット上の掲示板などで名乗るニックネームのことだ
プライバシーを守りつつ個人を簡単に識別する手段でもある

オレは、このハンドルネームを「black」と設定していた

「black」は黒、という以外にも様々な意味がある
黒ずんだ、暗黒の、黒衣の、光明のない、暗澹とした、腹黒い、凶悪な、など

オレの場合は、ただ単純に黒が好きだった、という理由でしかなかったが