2016/11/26

●8

アッシェンの手が、胸の膨らみを、潰すように、元通りにするように動いていた
指先は、時々その先端を弄ぶように動いていた

リオの顔は、言葉にならない甲高い叫びや荒い息遣いとともに、反り返ったり、元に戻ったりしていた
全身からは、水滴が飛び散っていた

雨の勢いは衰えることがなく、かかっていた靄は、霧のようになっていた

リオの手が、割って入るように、アッシェンの手を握った
アッシェンの体が起き上がり、背中が、露になっていた場所を隠すように重なった



辺りは真っ白だった
2人が互いを感じ合う声は、雨音ともに、止まることはなかった

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